前回のメルマガでは、
海外駐在帰任後の
キャリア選択についてお話しました。
まだ読んでいない方は
是非チェックしてみてください。
今回は、私自身も経験した
帰任後の「転職活動」について
お話します。
海外駐在から帰任後、
初めての転職活動を経験しました。
右も左もわかりませんでしたが、
まずは大手のリクルートエージェントと
ビズリーチに登録しました。
そして見様見真似で職務経歴書を作成。
このあたりの書き方のお作法は
ネットなどで調べてみてください。
私の場合、自分が中国駐在時代に
取り組んだことを正直に書きました。
当時30代前半という転職市場で
最も需要のある年齢ゾーンだった
というのも多分にあると思いますが、
ありがたいことに多くの企業や
エージェントの方から応募依頼や
ご連絡をいただきました。
その後、企業との面接や
エージェントの方との面談を
繰り返していく中で
わかったことがあります。
それは、企業はあなたの
「実績」ではなく、
・経験
・判断
・取り組みの再現性
に期待しているということです。
売上200%アップとか、シェア最下位から
トップ奪取とか定量的な誇らしい実績が
あるにこしたことはありません。
しかし、私にはそのような実績は
ありませんでした。
それ以上に、企業は…
あなたが海外という異文化で
目標達成のために何を考え、
課題克服のためにチームメンバーと
どのように取り組んだかということを
知りたがっています。
そして、その行動の
「再現性」を期待しています。
これまでのメルマガでも
書いてきたように、
海外駐在を経験したあなたは、
自分が思った以上に多くのことを経験し、
多くの困難を乗り越えてきました。
その経験と判断、再現性に
ぜひ自信を持ってほしいと思います。
私たちビジネスパーソンは、
答えのないゲームに日々奮闘しています。
100人いれば100通りの仕事の
進め方があるでしょう。
何が正しく、何が正しくないのかは
誰にもわかりません。
最も大切なことは、
最終的な実績よりも、あなたが
なぜそれを正しいと判断し、
その進め方をしたのかということを
説明できるかどうかです。
海外駐在期間、多くのことに苦悩し、
たくさんの判断をしてきたあなたにとって
決して難しいことではないと思います。
ゆっくり自分と向き合い、
自分がこれまで決断してきたこと、
なぜその判断をしたのか、
そしてその結果どのようなアクションを
取ったのか、思い出してみてください。
ありがたいことに、私のそのような経験を
高く評価してくださったある会社に移り、
結果的に私はまた海外駐在という
チャンスを掴んでいます。
以上、前回と今回で、海外駐在後の
キャリアと転職についてお話しました。
あなたにとって、今一度自分のキャリア
について考えるきっかけになりましたら
大変うれしい限りです。
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