こんにちは!
EXPAT LAB. の佐々木です。
グローバルなビジネス環境で成果を出すには、言わずもがな異文化理解と適応が必要です。
現在のインド駐在での経験から、外国人とビジネスをするときの心構えについて考えました。
1. 文化の理解と尊重
異文化理解は、基本中の基本です。
インド人とビジネスをするときに宗教的な配慮が必要なように、他の国でもその文化的背景を尊重することが大切です。
例えば、ドイツ人と乾杯するときは、目を合わせないと大変失礼になるそうです。
2. コミュニケーションスタイルの適応
コミュニケーションの仕方も、国によってさまざまですね。
日本人やインド人は少し遠回しな表現を好みますが、アメリカ人はストレートに言いたいことを言うイメージです。
相手の国のスタイルに合わせて、柔軟に対応することが重要ですね。
インドではなぜかOKというときに首を横に何度も降ります。
最初はびっくりしましたが、今では自分でも無意識に首を降ってます(笑)。
言葉の壁でどうしてもうまく伝わらない時は、伝家の宝刀、熱意とホワイトボード!
3. 時間管理と柔軟性
時間に対する感覚も文化によってバラバラ。
ドイツ人は時間厳守で、「遅れたらもうビジネスはない!」という感じですが、
インドや南米の国々では「まあ、時間通りに行けたらラッキー!」ということも。。
私の住むインドでも先日お客様を招いてセミナーを開いたのですが、午前10時の開始予定時刻に来た人はほとんどいませんでした、、
「渋滞がひどくて」
この一言でみんな謝らずに現れました。
スケジュールの遅れには寛大な心で対応し、時間通りにならない前提でバックアップを考えておくことが重要です。
4. 信頼関係の構築
舐められがちな日本人は、信頼関係を築くことが簡単ではありません。
短期的な利益にこだわらず、まずは相手との関係をしっかり作ることはもちろん、時間に適当なお国柄だから自分も遅刻おっけー!ではなく、
日本人は日々ひたむきに頑張りましょう。
そんな姿勢を必ずみんな見ています。
言葉の面で最初はなかなか成果を出せず舐められることもありますが、
「一生懸命」と「誠意」は世界共通。
この二つが信頼関係を築くベースにあると思います。
インドや中東の国々では、ビジネスの場でもアイスブレイクで家族の話をしたり、趣味について話すことで、ぐっと距離が縮まることがあります。
5. 契約と交渉
契約や交渉のスタイルも文化によって大きく異なります。
アメリカやドイツでは契約書に基づく厳密なビジネスが一般的ですが、アジアや中東では信頼関係を重視した柔軟な交渉が行われます。
個人的な話になりますが、私のアパートもオーナーとなが〜〜い契約書を交わしました。
そこには家具や家電はこれを何個オーナー側用意して、、みたいなことがたくさん書かれていました。
しかしオーナーとお話して仲良くなると、ドライヤーがない〜とか、シーツもう1セット用意して〜とか、リクエストすると契約書にないものも用意してくれました。
契約の内容や交渉のスタイルに対して柔軟に対応し、相手の期待に応えることが肝要です。
6. 多様性の尊重
多様な背景を持つチームメンバーやビジネスパートナーの意見を尊重し、協力して問題解決に取り組むことで、より創造的で効果的なビジネス成果を上げることができます。
日本ではこうだった〜、常識的に考えてこうだ〜、を押し付けるのではなく、現地の方の声に柔軟に耳を傾けましょう。
特にインドのBtoBは関係性重視。
いくら魅力的な製品でも、営業が顧客と良好な関係性を築かないとドライブしません。
現地社員の方々の方がその国のビジネスは
プロフェッショナルです。
彼らから日々学ぶ姿勢が重要です。その上であなたの経験に基づく示唆出しをしてみましょう。
必ずその国に合う打ち手が見つかるはずです。
まとめ
総じて、外国人とのビジネスを成功させるためには、文化の理解と尊重、柔軟なコミュニケーション、信頼関係の構築が不可欠と感じます。
相手の文化や価値観を理解し、柔軟かつ協調的な姿勢で接することで、グローバルでの成果に近づいていきます。
その上で、外国人が期待する日本人の勤勉な部分(一生懸命と誠意)を期待値以上に出し続け、そしてそれに加えて笑顔と少しのユーモアがあれば、あなたは必ずグローバルで活躍できるはずです。
今日は私の経験なども踏まえて、外国人とのビジネスの付き合い方について書かせていただきました。
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